スマートキッチン



注目の製品

こんなの、あったら良いな! 近未来を感じるスマートキッチン

1.スマートキッチン

さわらずにリモート操作、さわらずに温度調節、非接触ライフスタイル

当社の若いエンジニアたちが、コンセプト展示として「こんなのあったら良いな!」と近未来を熱く思い、下記のような当社のセンサを用いて製作したのが、このスマートキッチンです。
・非接触で情報入力できる空間入力モジュール
・非接触で操作できる空中押しボタン
・物体や距離を検知する赤外線測距センサ
・物体の有無、反射率、透過率を検知するフォトインタラプタ
・非接触で温度を検知するサーモパイル温度センサ
・お肉や野菜、お魚が美味しく見える演色照明用LED
手が水で濡れている、もしくは油などで汚れている場合、機器の操作をためらうことがしばしばあります。KODENSHIは、この問題を解決するために、自社のセンサ技術を応用してスマートキッチンを開発しました。このスマートキッチンは、タッチパネル画面上の空中映像に触れるだけで、物理的な接触なしで照明、IHコンロ、換気扇、その他家庭機器のリモコン操作や、キッチンの水道栓などをON/OFFや流量調節などの操作ができるようになっています。これにより、非接触のライフスタイルが実現されています。
・温度、湿度、照度などの人間の感覚をセンサが代替!
・人が気付く前に自動検知!
・操作も直感的なジェスチャー!
IoT化はスマートフォンなどのスマートリモコンを介して音声や携帯手入力による操作が主流ですが、高齢者にはハードルが高いことがあります。スマートキッチンでは、以下のコンセプトに基づいて、直感的でわかりやすく、開発者自身も使いたいと思う便利な機能が搭載された近未来的なキッチンを実現しています。
「スマートキッチンの実物を見学したい」とのリクエストを、多くの方々よりいただきましたので、コーデンシ本社(京都府宇治市) 2Fショールームに常設展示いたしました。見学ご希望の方がいらっしゃいましたら、遠慮なく、ご連絡下さいませ。

スマートキッチンの主な機能

2.スマートキッチンの要所技術

コーデンシの光センサ

コーデンシでは、赤外線測距センサやフォトインタラプタ、サーモパイルなどの光センサを開発しています。これらは、物体とセンサとの間の距離、物体の有無、温度などを非接触で検知することができます。これらのセンサを応用することで、非接触で、照明や、水道栓のON/OFFやボリューム調整を行うことができます。また、対象物の透過光強度や反射光強度の変化を検知することで、対象物の汚れの度合いを検知することができます。スマートキッチンではこれらのセンサを用いて、指先や手の動きや位置を検知することにより、レシピのページめくりや水道栓、照明のON/OFF、そして水量調整や照明の明るさ調整を行っています。

2-1.非接触水栓

赤外線測距センサ

非接触での操作により、水栓のOn/Off、冷水と温水の切り替え、そして流量調整などの制御が可能です。これは、対象物とセンサとの間の距離を検知する赤外線測距センサを使用して制御されています。具体的には、このセンサがユーザーの手の位置を検知することで、水栓のOn/Offの操作が行われます。また、センサと手の間の距離によって流量が調節されます。
赤外線測距センサの製品情報はこちらをご覧ください。

2-2.非接触での操作、入力

空間入力モジュール

空中に映像を投影する空中映像技術と測距センサによる検知技術を組み合わせ、表示されたパネルに非接触で簡単に情報を入力するための非接触タッチパネルや押しボタンが提案されています。これらのデバイスは、公共空間やショッピングモール、アミューズメント施設など、タッチパネルが難しい状況で、例えば汚れた手や手袋を使用しながら「おもしろく」情報を入力するためのソリューションとして活用されています。これらのデバイスは、アイキャッチ性だけでなく、次の利点を持っています。

・物体に物理的に触れないため、衛生的に操作可能です。
・汚れた手や手袋をしている状態でも操作が可能です。

公共空間、ショッピングモール、アミューズメント施設、さらに医療現場や食品工場など、衛生が重要な場面でのソリューションとして提案しています。スマートキッチンでは、これらのデバイスを用いて、照明のON/OFF、色と明るさの制御、水の温度調整、動画再生、料理レシピのページめくりなどのデモンストレーションを行っています。
空間入力モジュールのさらに詳しい情報はこちらをご覧ください。

2-3.汚れ検知

反射型フォトインタラプタ

換気扇のフィルタの汚れを検知し、交換が必要なタイミングを通知する役割を果たします。この検知には反射型フォトインタラプタが使用されています。反射型フォトインタラプタは、センサから放射された光ビームが対象物に当たって反射される光を受光することによって検知を行います。これにより、対象物の存在や、反射率の変化を検知することができます。このケースでは、対象物は換気扇のフィルタです。換気扇が使用される過程で、フィルタは徐々に汚れていき、その過程で反射率も変化します。センサはこの反射光の強度の変化を検知することによって、フィルタの汚れの程度を把握し、交換が必要なタイミングを通知する仕組みとなっています。
反射型フォトインタラプタのさらに詳しい情報はこちらをご覧ください。

2-4.演色用LED

照明用LED

演出照明用LEDは対象物をより最適に演出すための製品です。一般的な蛍光灯、白熱球とは違い色味やスペクトルをコントロールすることができ、対象物に応じて最適な光源を作成する事ができます。例えば、生鮮食品向けへの応用があります。お肉がおいしく見える様に白色光でありながら赤味を強調した高輝度紅白色LEDや、野菜がフレッシュに見える様に菜色を強調した高輝度鮮白色LED、お魚が新鮮に見える様に青みを強調した高輝度冷白色LEDなどを開発しています。スマートキッチンでは、これらのLEDを冷蔵庫に設置し、食品が新鮮に見えるように演出しています。

・お肉が新鮮に見える様に赤味を強調したLED
・野菜が新鮮に見える様に緑味を強調したLED
・お魚が新鮮に見える様に青味を強調したLED

演色用LEDのさらに詳しい情報はこちらをご覧ください。

2-5.非接触での温度検知

サーモパイル温度センサ

サーモパイル温度センサは、非接触で温度を検知する光センサです。人体や物体から放射される赤外線をMEMS構造を有するシリコンデバイスで吸収し、生じた温度差を熱電堆(複数の熱電対を結合したもの)を用いて電圧として測定し、これを温度情報に演算します。当社では、人体検知用、高温検知用、そしてサーモパイルを集積し2Dで空間の温度を検知することができるアレイタイプのサーモパイルなど、用途に合わせて複数の製品を開発しています。スマートキッチンでは、このセンサで冷蔵庫内の食品の温度を検知しています。
サーモパイル温度センサのさらに詳しい情報はこちらをご覧ください。

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