先輩社員の声VOICE

予想外の発見が出てくるおもしろさ。 2007年入社

予想外の発見が出てくるおもしろさ。

半導体プロセス開発
2007年入社
予想外の発見が出てくるおもしろさ。 2007年入社

コーデンシに入社を決めた理由は?

光関連の半導体の仕事に携われるということと、若手社員も意見しやすい職場環境というところが入社を決めた理由です。学生時代に半導体の面白さを知り、特に電気を光、光を電気に変える性質に興味を持っていたので、光半導体をウェハプロセスから一貫生産しているコーデンシはとても魅力的でした。

現在の仕事内容を教えてください。

各製品に搭載されているICチップ内にはフォトダイオードやトランジスタ、抵抗など多数の基幹部品が集積されています。私の仕事は、これらの基幹部品に求められる性能に対して半導体のデバイス構造を設計し、ウェハ上に作り込むためのプロセスを構築する業務を担当しています。半導体デバイスは構造が微細であることや電気的な特性を評価するというように、直接目では見えないものを取り扱うことが数多くあるため、起こっている物理現象を想像して仮説を立て、検証するということを日々行っています。

仕事のやりがい・楽しいと感じる時は?

半導体デバイスの構造は微細なため直接目で見ることが難しい中で、デバイス構造の設計確度を上げるためには様々な結果や物理現象を組み合わせて検討する必要があります。十分に検証を重ねたとしてもやはり実際に試作品で性能を確認するまで気が緩むことはありません。だからこそ、試作品が完成して思い通りの特性が出てたときには達成感を感じますし、予想外の新たな発見が出てくるおもしろさもあります。

ある1日のスケジュールONE DAY SCHEDULE

8:00 始業・スケジュール確認
8:30 デバイス構造・試作条件検討
10:00 試作評価(工場内)
12:00 お昼休み
13:00 試作評価(工場内)
15:00 試作評価結果まとめ
18:00 終業・帰宅
予想外の発見が出てくるおもしろさ。 2007年入社

社会人になって感じた仕事の難しさとは?

報告やプレゼンの際、必要な情報をわかりやすく簡潔に伝えることの難しさを感じました。相手が知りたいことは何か、仕事を進めるにはどんな情報が必要か、要点をうまく伝えられず苦労したことがありました。自分が行った検討内容や評価結果というのはいろいろと言いたくなるのですが、それでは重要な内容はうまく伝わりません。取り組みの目的に対して必要な情報を正確に伝える大切さを感じました。

失敗談と乗り越えた方法を教えてください。

新製品の立ち上げを既存のウェハプロセスの調整で対応できると見込んで進めていたのですが、完成して評価してみるとトランジスタの性能が不足しており、ウェハを作り込む工程条件が最適ではないことがわかりました。最適な工程条件を短期間で確実に決める必要があったため、工程条件に必要なできるだけの情報をかき集めて関係部署に協力していただき、何とか性能を出すことができました。挽回するために考えられる限りの手を尽くしたことと、周りの方々の協力があってこそ乗り越えられたと思います。

入社前と入社後のギャップ

入社前の光半導体の設計・開発は「新技術に特化した仕事」というイメージでしたが、実際には、新技術の開発はもちろんのこと、生産品の歩留改善や新規設備の導入・立ち上げなど業務内容は多岐にわたります。やることが多く大変と感じることもありますが、半導体製品を作り込むための幅広い知識・経験を得ることができ、自分の技術力向上につながっていると感じます。

学生時代のどんな経験が
活かせていますか?

学生時代は酸化物半導体の成膜に関わる内容を行っていて、できた膜の結果を見ながら条件を考えたり、成膜装置を自分で改造したりしていました。現在の半導体プロセス開発の業務においても、検討したデバイス構造を構築するためにウェハプロセス条件の検討が必要で、そのためにはウェハを処理する装置を理解することが重要です。学生時代に自分の手を動かして半導体装置に関わったことは今の業務につながるところがあると思います。

募集要項・エントリー